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幸リラとんでもなく長い会話
※タイトルの通り長いです。幸リラの出会いからU17W杯ドイツ戦終了後までの関係の進展、ターニングポイントごとの会話文をシーンごとに書き、連ね、散らかしています。誰が読むねんこんなん。自分用備忘録。もちろん気が変わったらシナリオは変える。
大会終わりまでのメインのくだりはこっちで長編化して清書。
中2、テスト結果発表
「東雲さん、フランス語の成績優秀者にいつも載ってるね。得意なの?」
「ぇ!?(びっくりした……)えっと、まあ……」
「去年の海外研修はフランスだったのに、いなかったよね?どうして?」
「予定が合わなかったんで……(もう行き飽きてるし、研修の前の月にランに会いに行ったばかりだったとか言ったら、嫌味に思われるだろうな……)」
「そっか、残念だったね。こんど教えてよ、フランス語」
ある日の東雲姉弟+幸村
「見て。今日丸井が家庭科で作ったカップケーキをおすそ分けしてくれたんだ」
「おいしそう!ちょうど3つあるね!」
「うん。3人で食べようよ」
「いや私はいいよ、一瞬寄っただけだし。2人で食べな」
「東雲、3÷2だと余りが出るという四則演算のルールは知ってるかい?」
「知ってるっつうの!いちいち腹立つなアンタは」
「オレもせっかくだから3人で食べたい。ね?リラお願い」
「……しょうがないな」
「ほんとに弟に甘いねお前。左からチョコ、抹茶、プレーンだって。東雲はいつもチョコクロワッサン食べてるから、チョコがいいかな?」
「ああ、うん、……待って、ラン?チョコ食べたそうね」
「え!ううん、リラが食べなかったら食べたいと思ってただけだよ」
「そう。ちなみに幸村は?」
「俺はどれでも」
「今目が抹茶見てたよ。抹茶ね。ちなみにラッキーなことに今日の私はプレーンの気分なので、ランがチョコ、幸村は抹茶で」
「そうなの?リラの気まぐればんざい!」
「(……なるほどね。リラがこの性格で、ランがこの性格になるわけだ)」
関係進展期
付き合ってからも、やっぱり幸村の本心を見せず有無を言わせない感じは得意ではない、不健康だと感じていたし、自分に対してもそうなのは自分の役者不足だと自分を責めるリラ。
そのうえでの、VS手塚鑑賞。リラはドイツ戦の応援にランと一緒に現地に行ってる。
ドイツ戦後、幸村がリラに電話をかける
「もしもし?」
「もしもし、その声は……ラン?」
「うん、ランだよ。セーイチお疲れ様、かっこよかった!」
「ありがとう。せっかくなら勝つところを見せたかったけどね。ところでこの番号はリラので合ってるよね?」
「あ、そうだった!ごめんね、今リラ、ちょっとお話しが難しくて」
「大丈夫?体調が悪い?試合が終わったとき、リラたちが走って会場を出ていくのが見えたんだ」
「体の体調は元気!セーイチが負けちゃったのが悔しかったのかも、いまは一人にしてあげてる」
「(体の体調”は”……やっぱり思った通りだ、俺の試合見て、たぶんいろいろ考えちゃってるんだろうな)ラン。あと2時間ぐらいで二人のホテルに行こうと思ってる。それまでの間にちょっと頼まれてくれるかい?」
「もちろん!なあに?」
「まずはリラに、2時間後セーイチが来るから逃げずに待っててと伝えて」
「了解!その後オレとも話そうね!」
「もちろん。後もう一つ、ランにしか頼めないお願いを聞いてもらえる?」
「なあに?」
「俺はすぐに駆け付けてやれないから、俺が着くまで、ランがリラを抱きしめて、頭を撫でてあげて。ランもきっと、リラにたくさんしてもらったことがあるよね?」
「ある!オレもお返ししたいと思ってた」
「リラは一人にしてっていうかもしれないけど、それでも抱きしめてあげて。リラが泣いても、慌てずに、頭をなで続けてあげて」
「わかった!セーイチが来たらバトンタッチ?」
「その通り。いい子」
幸村到着
「俺だよ。部屋に入れてくれる?」
「セーイチだ!どうぞー」
「ちょ、ラン、待て、開けるな!」
「え?開けちゃった」
「いい子だねラン。伝えた通りバトンタッチね」
「わかった、じゃあねーリラ!オレは散歩でもしてくる!」
「はは、思ってたよりだいぶ仕上がってるな、目が真っ赤だ」
「せ、精市」
「おいで。……そんなに震えないでよ、なんだか小さくなっちゃったみたいだね、リラ」
「(あったかい、いい匂いがする)っ……ごめ、私がこんな、えと、試合お疲れ様、その……」
「いいんだよ。リラが今考えてることを教えて。俺に話したいこと、聞きたいことはある?」
「……悔しい」
「……そうだね、俺も悔しかった」
「……でも、あんな精市の顔、初めて見た」
「俺も試合中あんな気持ちになったのは初めてだよ」
「……前に、言ったじゃない。檻の中に居るみたいって」
「うん」
「あの日の決勝で、檻から出られたわけじゃないって、ずっと思ってた。檻から出ても、あの日のコートに閉じ込められているような、感じが、精市にあって」
「……うん」
「でも、今日、それも全部飛び出して、精市が自由になれたんだな、と思って」
「……」
「悔しかったけど、すごく、嬉しかった。良かったね精市、って思ったの」
「……リラにはお見通しだな。そうだね、俺はやっとあそこから出られて、未来を塗り替えようと決めた」
「……ごめん、私は何もできなかった、それを手伝えたらと思ってたんだけど……」
「そんな風に思っていてくれたの?リラは居てくれるだけでよかったのに」
「……それは分かってたの。私がいることで精市は救われる部分があるのは分かってた。でも、それは、精市が囚われたままだったから、こそ、で、」
「……うん」
「……本当のことを言うとね。付き合ってからも、精市は、自分でも意識しないところで私を哀れんでいて、だからこそ傍に置くと安心できるんじゃないかって、何度も思ったの」
「そう思ってるんだろうなって気づいてたよ。心外だったけど、お前は考えを変えなかっただろうね。それに、今思うと、もしかしたらそういうところもあったのかもしれない。否定はしきれない」
「でも、それでもいいと思ったの。だとしても、精市といるのは楽しかったし、そういう形で必要とされているのならべつに構わないと思ってた」
「……そんな風に思わせてごめんね」
「……でも、もう、その必要も、今日無くなったな、と思って」
「…………そっか」
「……」
「……リラは、どうしたい?」
「…………精市が、私のことを必要ないのに、無理して、気を遣って、傍に置かれるのは嫌だ」
「……」
「そんな風になるなら、……私から離れたほうがいい、って、思って」
「今日はプレーンのカップケーキが食べたい気分、って言うの?本当は、チョコが食べたいのに」
「……!」
「覚えてるかい?俺はあの時ね、リラはそういう子なんだなって気づいたんだ。自分の欲しいものより、人の欲しいものを優先して我慢しちゃう子」
「……っ……」
「結局俺も、それにちょっと甘えてたんだけどね。それでリラが俺の傍にいてくれるなら、って。本当は悩んでるって気づいていたのに、ごめんね」
「それは、精市が気にすることじゃないし、私がやりたくてやってる、から……。あの日だって、本当にプレーンのカップケーキでも満足だった」
「残ったものを、満足だって受け取れるのは、悪いことじゃない。むしろ美徳だと思う。そのおかげで、ランはあんなに素直な子になったんだろうしね」
「……」
「でもね、リラ。俺は今日、リラの言葉を借りるなら……自由になって、改めて思った。
俺が、リラのことをうんと甘やかしてあげたい。リラの一番欲しいチョコのカップケーキを、人から奪い取ってでもたくさんあげたい」
「ぅ、……精市に、そんな甘えていいわけないじゃん、ただでさえ忙しくて、体のことも……」
「それがね、聞いて。俺の病気は、なんと完治したそうです」
「……!!え、本当に?」
「そう。文字通り五体満足だ」
「……よ、よかった……本当に……」
「だからね、リラ。これまで俺が甘えてしまった分も、他の誰かがリラに甘えた分も、俺がリラの事を甘やかす。全部返しておつりが来て、もう要らないって言われたって甘やかして、リラの事うんとわがままにしてあげる」
「……な、なによ、それ」
「離れるなんて言わないで。俺にはお前が必要だ。お前じゃなきゃもうダメなんだよ。そして、お前の我慢に気づけるのは、俺しかいない」
「……なんか、前よりも、横暴さがさわやかになってない……?」
「さわやかな横暴さ?」
「前までは、有無を言わさない暗い圧で、横暴さを通してたけど、今は、前よりいけしゃあしゃあとしてる……」
「あはは、ちょっと調子が戻ってきたね。さわやかな横暴さにも慣れて貰わないとね。……リラは、俺の事どう思ってる?リラはどうしたい?」
「……わ、私は、……」
「ここで本心を言ってくれなきゃ傷つくよ」
「……う…………はあもう、なんなの。なんでいちいち聞くの!好きだよ、好きに決まってる、離れたいわけないじゃん、精市のバカ、てか気づいてたんなら言え!バカ!」
「あはは!しおらしいリラも、いつもの口が悪いリラも、まだ見ぬわがままなリラも、全部大好きだよ。ずっと一緒に居ようよ、俺たち!」